忘れられない激辛さ

忘れられない激辛さ

名古屋台湾ラーメン
価格=648円
日販=平日・約400杯
休日・約600杯
名古屋生まれ、名古屋育ちのラーメン

「台湾ラーメン」。といっても台湾伝来のラーメンというわけではない。れっきとした名古屋生まれ名古屋育ちのご当地ラーメンだ。 どっさりのった豚ミンチ、たっぷりの唐辛子の激辛な味わい。見た目も味わいもインパクトが大きく、「一度食べたらやみつきになる」というファンが多い。「台湾ラーメン」の元祖「味仙(みせん)」の杉山照一取締役に人気の秘密を聞いた。


辛味の先に甘味と旨味がじんわり

辛味の先に甘味と旨味がじんわり

「豚脂の甘味、鶏がらスープの旨味、唐辛子の辛味のバランスが一番難しい」と杉山さん
[営業の概況] 最後の締めに台湾ラーメン オーダー率は95%

「味仙」は、名古屋市内を中心に愛知県下にグループとして9店舗を展開している。名古屋駅から徒歩5分ほどの名古屋駅店は13年11月にオープンした。名古屋の玄関口の店舗として地元客だけでなく、「名古屋に来たら台湾ラーメン」という出張族のリピーターが多いのが特徴だ。
「台湾ラーメンの元祖は味仙」と周知されているが、名古屋では中華料理店の約7割が「台湾ラーメン」を提供しているといわれる。それほど「台湾ラーメン」はご当地ラーメンとして不動の人気なのだ。
「味仙」は、「台湾ラーメン」専門店ではなく、中国台湾料理店。来店客は青菜炒め、子袋、手羽先などをつまみにし、締めに「台湾ラーメン」というのが一般的。そのため「味仙」の「台湾ラーメン」はやや小ぶりだ。名古屋駅店では「台湾ラーメン」のオーダー率は約95%、日販で平日400杯、休日600杯という。

r0RmnCWk

[発祥と展開] 賄い食が起源 派生メニューも登場

 「台湾ラーメン」の発祥は1970年代、名古屋市千種区今池の中国台湾料理店「味仙」(現在の今池本店)の料理店主が、店の賄い食として作ったのが始まりだ。それが常連客に広がり、いつしか台湾料理店のラーメンだから「台湾ラーメン」という呼び名がそのままメニューになった。
一躍脚光を浴びたのは80年代中期の激辛ブームから。激辛ラーメンとしてテレビなどで数多く紹介され、ブレークした。一度食べたらやみつきになる味わいがリピーターを集め、名古屋のご当地ラーメンとしての人気を確立していった。 現在では、唐辛子ベースで炒めた豚ミンチは「台湾ミンチ」と呼ばれ、他店から焼そばに台湾ミンチをのせた「台湾焼そば」、まぜそばに台湾ミンチをのせた「台湾まぜそば」といった派生メニューが生まれ、人気となっている。だが、その元祖は「味仙」の「台湾ラーメン」だ。

[発祥と展開] 賄い食が起源 派生メニューも登場

 「台湾ラーメン」の特徴は何といってもせき込むほどの激辛さ。だが、それだけでは一過性のブームに終わっていただろう。辛さを通り過ぎた後にじんわりと感じられる旨味・甘味が人気の秘密だ。
名古屋駅店では、徳島の地鶏・阿波尾鶏のがらをじっくり煮込んだがらスープ2㎏に対し、お玉2杯の唐辛子、醤油ベースの調味料を入れ煮込む。台湾ミンチは炒めたにんにくと三河産の豚ミンチとにらを醤油ベースの調味料で煮込み、スープと合わせる。
杉山さんは「豚ミンチの脂の甘味、がらスープの鶏の旨味、唐辛子の辛味、このバランスが一番難しいです。このバランスが崩れたらただ辛いだけになってしまいます」とおいしさの秘密の一端を明かす。 ちなみに名古屋駅店の「台湾ラーメン」には辛さ控えめのアメリカン、辛さを増したイタリアンもある。来店客の20%がプラス100円のイタリアンを注文するという。
生まれも育ちも名古屋なのに、台湾を名乗り、さらにアメリカンからイタリアンまで存在する「台湾ラーメン」は万国共通のおいしさだ。


Lcr2wXll

味仙 名古屋駅店(他8店舗)
所在地=愛知県名古屋市中村区名駅4丁目17-4
坪数・席数=35坪・150席
営業時間=午後5時~翌午前0時(ラストオーダー午後11時半)

adminご当地ラーメン徹底研究忘れられない激辛さ 名古屋台湾ラーメン 価格=648円 日販=平日・約400杯 休日・約600杯 名古屋生まれ、名古屋育ちのラーメン 「台湾ラーメン」。といっても台湾伝来のラーメンというわけではない。れっきとした名古屋生まれ名古屋育ちのご当地ラーメンだ。 どっさりのった豚ミンチ、たっぷりの唐辛子の激辛な味わい。見た目も味わいもインパクトが大きく、「一度食べたらやみつきになる」というファンが多い。「台湾ラーメン」の元祖「味仙(みせん)」の杉山照一取締役に人気の秘密を聞いた。 辛味の先に甘味と旨味がじんわり 「豚脂の甘味、鶏がらスープの旨味、唐辛子の辛味のバランスが一番難しい」と杉山さん 最後の締めに台湾ラーメン オーダー率は95% 「味仙」は、名古屋市内を中心に愛知県下にグループとして9店舗を展開している。名古屋駅から徒歩5分ほどの名古屋駅店は13年11月にオープンした。名古屋の玄関口の店舗として地元客だけでなく、「名古屋に来たら台湾ラーメン」という出張族のリピーターが多いのが特徴だ。 「台湾ラーメンの元祖は味仙」と周知されているが、名古屋では中華料理店の約7割が「台湾ラーメン」を提供しているといわれる。それほど「台湾ラーメン」はご当地ラーメンとして不動の人気なのだ。 「味仙」は、「台湾ラーメン」専門店ではなく、中国台湾料理店。来店客は青菜炒め、子袋、手羽先などをつまみにし、締めに「台湾ラーメン」というのが一般的。そのため「味仙」の「台湾ラーメン」はやや小ぶりだ。名古屋駅店では「台湾ラーメン」のオーダー率は約95%、日販で平日400杯、休日600杯という。 賄い食が起源 派生メニューも登場  「台湾ラーメン」の発祥は1970年代、名古屋市千種区今池の中国台湾料理店「味仙」(現在の今池本店)の料理店主が、店の賄い食として作ったのが始まりだ。それが常連客に広がり、いつしか台湾料理店のラーメンだから「台湾ラーメン」という呼び名がそのままメニューになった。 一躍脚光を浴びたのは80年代中期の激辛ブームから。激辛ラーメンとしてテレビなどで数多く紹介され、ブレークした。一度食べたらやみつきになる味わいがリピーターを集め、名古屋のご当地ラーメンとしての人気を確立していった。 現在では、唐辛子ベースで炒めた豚ミンチは「台湾ミンチ」と呼ばれ、他店から焼そばに台湾ミンチをのせた「台湾焼そば」、まぜそばに台湾ミンチをのせた「台湾まぜそば」といった派生メニューが生まれ、人気となっている。だが、その元祖は「味仙」の「台湾ラーメン」だ。 賄い食が起源 派生メニューも登場  「台湾ラーメン」の特徴は何といってもせき込むほどの激辛さ。だが、それだけでは一過性のブームに終わっていただろう。辛さを通り過ぎた後にじんわりと感じられる旨味・甘味が人気の秘密だ。 名古屋駅店では、徳島の地鶏・阿波尾鶏のがらをじっくり煮込んだがらスープ2㎏に対し、お玉2杯の唐辛子、醤油ベースの調味料を入れ煮込む。台湾ミンチは炒めたにんにくと三河産の豚ミンチとにらを醤油ベースの調味料で煮込み、スープと合わせる。 杉山さんは「豚ミンチの脂の甘味、がらスープの鶏の旨味、唐辛子の辛味、このバランスが一番難しいです。このバランスが崩れたらただ辛いだけになってしまいます」とおいしさの秘密の一端を明かす。 ちなみに名古屋駅店の「台湾ラーメン」には辛さ控えめのアメリカン、辛さを増したイタリアンもある。来店客の20%がプラス100円のイタリアンを注文するという。 生まれも育ちも名古屋なのに、台湾を名乗り、さらにアメリカンからイタリアンまで存在する「台湾ラーメン」は万国共通のおいしさだ。 味仙 名古屋駅店(他8店舗) 所在地=愛知県名古屋市中村区名駅4丁目17-4 坪数・席数=35坪・150席 営業時間=午後5時~翌午前0時(ラストオーダー午後11時半)あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!