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圧倒的ボリュームのチャーシュー 飽きさせない工夫は切り方にあり

満来
東京都新宿区西新宿1‐4‐10

ちゃーしゅーらあめん 1,550円
※写真は本紙の模作料理です

ビッグボリュームのチャーシューは驚くほど軟らかく、まろやかな味わい。サッパリ目の醤油スープとの相性もよく、麺も優れもの

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平打ち麺とサッパリ系スープも魅力

 大盛り具材を売り物とするラーメン店は多い。圧倒的なボリュームは最も有効な価値訴求の手段となり、やみつきになるファンを作り出す。多くの有名店が出現したなかで、チャーシューの破壊的な量の多さで客を引きつけているのが東京・新宿西口の「満来」の「ちゃーしゅーらあめん」である。
新宿では老舗として知られる有名店だが、その名をあまねく知らしめる因となったのがこの商品。現在、1550円という価格は決して安いとは言えないものの、相変わらず多くの客が注文している。軟らかく煮込まれた肩ロース肉のチャーシューは2〜3㎝もの厚みがあり、その総量はおよそ300g 程度。箸で持つのに苦労するほどのビッグボリュームだ。
普通、3枚のチャーシューが入っているが、面白いのはその切り方。約3〜4枚ともに、厚み、部位(脂のさし具合)、重量を意識的に変化させ、超分厚い部分があれば、その3分の1ほどの薄さの部分もある。平均した厚みにしないところがこの店のノウハウで、厚みに偏りをかけることで、より分厚く見せる部分を作ることが狙いなのだ。形や厚みの異なる部分は、当然食感や味の印象にも微妙な差を与えるわけで、そのことがこの大量のチャーシューを飽きずに食べさせるノウハウとなっているのだ。
むろん、チャーシューそのものの味や、煮込み加減も長年研究されたものと見え、このボリュームでもきわめて食べやすく、自家製の平打ち麺や東京スタイルのサッパリしたスープの味も魅力を支えている。

岡安 秀一
(おかやす・しゅういち)

外食専門紙「日食外食レストラン新聞」編集長。「理論より実践」「システムよりマインド」を理念に新聞編集の他、料理書籍の企画編集、業務用食材の商品開発などに携わっている。

adminコラム圧倒的ボリュームのチャーシュー 飽きさせない工夫は切り方にあり 満来 東京都新宿区西新宿1‐4‐10 ちゃーしゅーらあめん 1,550円 ※写真は本紙の模作料理です ビッグボリュームのチャーシューは驚くほど軟らかく、まろやかな味わい。サッパリ目の醤油スープとの相性もよく、麺も優れもの 平打ち麺とサッパリ系スープも魅力  大盛り具材を売り物とするラーメン店は多い。圧倒的なボリュームは最も有効な価値訴求の手段となり、やみつきになるファンを作り出す。多くの有名店が出現したなかで、チャーシューの破壊的な量の多さで客を引きつけているのが東京・新宿西口の「満来」の「ちゃーしゅーらあめん」である。 新宿では老舗として知られる有名店だが、その名をあまねく知らしめる因となったのがこの商品。現在、1550円という価格は決して安いとは言えないものの、相変わらず多くの客が注文している。軟らかく煮込まれた肩ロース肉のチャーシューは2〜3㎝もの厚みがあり、その総量はおよそ300g 程度。箸で持つのに苦労するほどのビッグボリュームだ。 普通、3枚のチャーシューが入っているが、面白いのはその切り方。約3〜4枚ともに、厚み、部位(脂のさし具合)、重量を意識的に変化させ、超分厚い部分があれば、その3分の1ほどの薄さの部分もある。平均した厚みにしないところがこの店のノウハウで、厚みに偏りをかけることで、より分厚く見せる部分を作ることが狙いなのだ。形や厚みの異なる部分は、当然食感や味の印象にも微妙な差を与えるわけで、そのことがこの大量のチャーシューを飽きずに食べさせるノウハウとなっているのだ。 むろん、チャーシューそのものの味や、煮込み加減も長年研究されたものと見え、このボリュームでもきわめて食べやすく、自家製の平打ち麺や東京スタイルのサッパリしたスープの味も魅力を支えている。 岡安 秀一 (おかやす・しゅういち) 外食専門紙「日食外食レストラン新聞」編集長。「理論より実践」「システムよりマインド」を理念に新聞編集の他、料理書籍の企画編集、業務用食材の商品開発などに携わっている。あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!