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夏は米粉でアジア麺! 伝説の〝過橋米線〞とは?

 夏になると、気候のイメージから、アジアンメニューが食べたくなる。最近では、スーパーマーケットばかりでなく、100均の店でさえアジア系食品特設コーナーが設けられるほど。
カップ麺でも、今春「カップヌードル」(日清食品)のエスニックシリーズとして〈トムヤムクンヌードル〉〈ミーゴレン〉が発売され、ちょっとした欠品騒動もあったり、このほど「エスニックカフェ〈トムヤムクン風〉〈グリーンカレー〉ヌードル」(エースコック)が投入されるなど、アジアンテイストの人気っぷりは当たり前となった。
しかしアジア特有の麺となるとなかなか見つからないもので、日本の食品ではせいぜいベトナムの米粉麺〝フォー〞くらい。だが、それも今年の新製品では「Pho の国から 鶏のフォー」(エースコック)しか見当たらない。意外にアジアの麺は日本では浸透しにくいのだろうか。
一方で、今の日本では〝米粉〞政策が進んでいる。自治体規模でも、あきたこまち協会とネピュレ社、新潟県と3者連携協定で全く新しいコメ用途「コメネピュレ」のビジネスを本格スタートしたように、落ち込む米消費の巻き返しを図っている中で、いわゆる中華麺でなく〝フォー〞のような米粉麺を打ち出していくのは不可欠かもしれない。
米粉の麺は、なにも〝フォー〞だけではない。〝ビーフン〞も日本では「ケンミンの焼ビーフン」のイメージだが、先日訪れた台湾料理店では、汁ビーフンが極上のおいしさだった(しかも200円!)。

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「米線の冷やし中華風」

 また中国雲南省ならではの米粉麺もご存じだろうか。〝過橋米線〞は、米線(ミーシェン)と呼ばれるライスヌードルの一種。見た目は細うどんで、コシがほとんどない。名称の裏には、試験勉強をする夫のために妻が度々橋を渡って、鶏を煮込んだ土鍋に米線を入れたものを運んでいた、という涙の物語がある。現在では、炒め風あり、冷やし中華風ありとアレンジはさまざま。
いまある麺を米粉に置き換えたり、新たな麺を創作するよりも、古来のアジアン米粉麺で、エスニック風〝米〞消費を促すのはいかがだろうか。

日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長
武藤麻実子

adminコラム夏は米粉でアジア麺! 伝説の〝過橋米線〞とは?  夏になると、気候のイメージから、アジアンメニューが食べたくなる。最近では、スーパーマーケットばかりでなく、100均の店でさえアジア系食品特設コーナーが設けられるほど。 カップ麺でも、今春「カップヌードル」(日清食品)のエスニックシリーズとして〈トムヤムクンヌードル〉〈ミーゴレン〉が発売され、ちょっとした欠品騒動もあったり、このほど「エスニックカフェ〈トムヤムクン風〉〈グリーンカレー〉ヌードル」(エースコック)が投入されるなど、アジアンテイストの人気っぷりは当たり前となった。 しかしアジア特有の麺となるとなかなか見つからないもので、日本の食品ではせいぜいベトナムの米粉麺〝フォー〞くらい。だが、それも今年の新製品では「Pho の国から 鶏のフォー」(エースコック)しか見当たらない。意外にアジアの麺は日本では浸透しにくいのだろうか。 一方で、今の日本では〝米粉〞政策が進んでいる。自治体規模でも、あきたこまち協会とネピュレ社、新潟県と3者連携協定で全く新しいコメ用途「コメネピュレ」のビジネスを本格スタートしたように、落ち込む米消費の巻き返しを図っている中で、いわゆる中華麺でなく〝フォー〞のような米粉麺を打ち出していくのは不可欠かもしれない。 米粉の麺は、なにも〝フォー〞だけではない。〝ビーフン〞も日本では「ケンミンの焼ビーフン」のイメージだが、先日訪れた台湾料理店では、汁ビーフンが極上のおいしさだった(しかも200円!)。 「米線の冷やし中華風」  また中国雲南省ならではの米粉麺もご存じだろうか。〝過橋米線〞は、米線(ミーシェン)と呼ばれるライスヌードルの一種。見た目は細うどんで、コシがほとんどない。名称の裏には、試験勉強をする夫のために妻が度々橋を渡って、鶏を煮込んだ土鍋に米線を入れたものを運んでいた、という涙の物語がある。現在では、炒め風あり、冷やし中華風ありとアレンジはさまざま。 いまある麺を米粉に置き換えたり、新たな麺を創作するよりも、古来のアジアン米粉麺で、エスニック風〝米〞消費を促すのはいかがだろうか。 日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長 武藤麻実子あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!