ホワイトカラー相手に日本レベルの味を提供

ドイツと聞くとあまりラーメンになじみがないように感じるが、ヨーロッパの中でもラーメンのレベルはかなり高い。2014年現在、ラーメン店の店舗数は20軒ほど。今回はドイツ経済の中心地であるフランクフルトを紹介する。
フランクフルトはドイツの金融街で多くのホワイトカラーが働く街。ここで最初に開業(2004年)したラーメン店が「夢谷( Y U M E YA)」だ。オーナーのロバート・ヴェツラー氏は日本人とドイツ人のハーフで、学生時代、ラーメンが食べたくて自分たちでラーメンを創作するイベントを実施していた。最初は数人からのスタートだったが、徐々に人数が増え、最後は200人を超えるようになったため、商売として成立すると考え、独立開業した。店内はスーツを着たドイツの金融マンで賑わっており、客層の9割はドイツ人。人気メニューは味噌ラーメンで、特にスパイシーな味噌味が人気。夜は日本酒やつまみなども充実し、居酒屋的に利用する客も多い。開業を手伝ったドイツ生まれの日本人、隅田洋介氏は、その後ベルリンの「COCOLO RAMEN」の店長となった。
次にフランクフルト郊外の高級住宅地にある「MUKU」。店主の山本真一氏は食品商社に就職しドイツに赴任。おもに日本料理店に日本の食材を卸す営業を行っていた。そんな中、自分も直接、客に日本の素晴らしさを伝えたいと思い、会社を辞め、2010年に「MUKU」を開業した。メニューは豚骨醤油、焦がし味噌、豚骨、つけ麺の4種類を提供。長年試行錯誤した麺には日本では味わえない独特な風味とうま味があり、かなりクオリティーが高い。開業後、着実に客は増え、いまやヨーロッパで最も注目を浴びているラーメン店といっても過言ではない。同店は、ラーメン店では珍しく予約を受ける店で、席の半分は予約、その他の席は一般来店用で、予約は1 ヵ月近く埋まっており、週末になるとドイツのみならずヨーロッパ中から多数来客するという人気ぶりだ。同店は来月25日、「新横浜ラーメン博物館」に凱旋出店する。「海外のラーメンは日本のラーメンより劣る」という既成概念を覆す店として注目されるところだ。
最後にドイツ国内に10店舗を展開するドイツ人オーナーの「Mosch Mosch(もしもし)」。オーナー(マティアス・シェーンベルク氏とトビアス・ジャケル氏) はドイツ・デュッセルドルフのラーメン店「なにわ」の行列を見て感動し、独学でラーメンを作り「Mosch Mosch」を開業した。店名は日本の「もしもし」が由来。覚えやすい名前で日本らしい屋号ということで決定した。ラーメンはかなり独創的で、焼きサケやステーキがのったラーメンもある。客層はほぼ100%ドイツ人。旗艦店のフランクフルト店は、和・洋が混ざり合った内装で、100席を超える大型店にもかかわらず食事時は常に満席。いずれ日本への進出も考えている。


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夢谷(YUMEYA)チリラーメン(10.4€)

ラーメンイベントから独立


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MUKU 横浜家系ラーメン風の豚骨醤油味(9€)

欧州で一番人気
来月25日「ラー博」凱旋出店


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Mosch Mosch 焼きサケがのった独創的なラーメン(9.75€)

行列見て感動
独学で10店舗経営

焼きサケやステーキをのせたラーメンも

adminコラムホワイトカラー相手に日本レベルの味を提供 ドイツと聞くとあまりラーメンになじみがないように感じるが、ヨーロッパの中でもラーメンのレベルはかなり高い。2014年現在、ラーメン店の店舗数は20軒ほど。今回はドイツ経済の中心地であるフランクフルトを紹介する。 フランクフルトはドイツの金融街で多くのホワイトカラーが働く街。ここで最初に開業(2004年)したラーメン店が「夢谷( Y U M E YA)」だ。オーナーのロバート・ヴェツラー氏は日本人とドイツ人のハーフで、学生時代、ラーメンが食べたくて自分たちでラーメンを創作するイベントを実施していた。最初は数人からのスタートだったが、徐々に人数が増え、最後は200人を超えるようになったため、商売として成立すると考え、独立開業した。店内はスーツを着たドイツの金融マンで賑わっており、客層の9割はドイツ人。人気メニューは味噌ラーメンで、特にスパイシーな味噌味が人気。夜は日本酒やつまみなども充実し、居酒屋的に利用する客も多い。開業を手伝ったドイツ生まれの日本人、隅田洋介氏は、その後ベルリンの「COCOLO RAMEN」の店長となった。 次にフランクフルト郊外の高級住宅地にある「MUKU」。店主の山本真一氏は食品商社に就職しドイツに赴任。おもに日本料理店に日本の食材を卸す営業を行っていた。そんな中、自分も直接、客に日本の素晴らしさを伝えたいと思い、会社を辞め、2010年に「MUKU」を開業した。メニューは豚骨醤油、焦がし味噌、豚骨、つけ麺の4種類を提供。長年試行錯誤した麺には日本では味わえない独特な風味とうま味があり、かなりクオリティーが高い。開業後、着実に客は増え、いまやヨーロッパで最も注目を浴びているラーメン店といっても過言ではない。同店は、ラーメン店では珍しく予約を受ける店で、席の半分は予約、その他の席は一般来店用で、予約は1 ヵ月近く埋まっており、週末になるとドイツのみならずヨーロッパ中から多数来客するという人気ぶりだ。同店は来月25日、「新横浜ラーメン博物館」に凱旋出店する。「海外のラーメンは日本のラーメンより劣る」という既成概念を覆す店として注目されるところだ。 最後にドイツ国内に10店舗を展開するドイツ人オーナーの「Mosch Mosch(もしもし)」。オーナー(マティアス・シェーンベルク氏とトビアス・ジャケル氏) はドイツ・デュッセルドルフのラーメン店「なにわ」の行列を見て感動し、独学でラーメンを作り「Mosch Mosch」を開業した。店名は日本の「もしもし」が由来。覚えやすい名前で日本らしい屋号ということで決定した。ラーメンはかなり独創的で、焼きサケやステーキがのったラーメンもある。客層はほぼ100%ドイツ人。旗艦店のフランクフルト店は、和・洋が混ざり合った内装で、100席を超える大型店にもかかわらず食事時は常に満席。いずれ日本への進出も考えている。 夢谷(YUMEYA)チリラーメン(10.4€) ラーメンイベントから独立 MUKU 横浜家系ラーメン風の豚骨醤油味(9€) 欧州で一番人気 来月25日「ラー博」凱旋出店 Mosch Mosch 焼きサケがのった独創的なラーメン(9.75€) 行列見て感動 独学で10店舗経営 焼きサケやステーキをのせたラーメンもあたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!