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冷やしトレンドは“ぶっかけ”フレーバーと具材は百花繚乱

「ぶっかけ」。近年、うどん・そば店でよく目にする単語である。コレをきちんと辞書で調べると「汁をかけただけの食べ物」とある。しかし「かけそば」よりも、麺の上から〝ぶちまける〟イメージのせいか、勢いがあるというか「おいしそう」に感じるのは筆者だけ?
実際「ぶっかけ」は決して〝具材なし〟ではないようだが、ごく簡単に調理するという点では「かけそば」と類似する。そして〝簡便・時短〟を追求する食品業界でもこの「ぶっかけ」は浸透しつつある。「冷やしぶっかけ麺の素」(日本水産)、「マルちゃん 讃岐風ぶっかけ細うどん」(東洋水産)、「ぶっかけ具入りつゆ豆乳担々」(ヤマキ)などなど。いずれも今春の新製品で、ゆで麺にかけるだけ! 超簡単!
だが今、そのフレーバーが大変なことになっている。先の「冷やしぶっかけ麺の素」は、〈さばつゆ〉〈ピリ辛チゲ風〉〈カレーつゆ〉と和・韓・印を揃える。しかも具材は、サバ、タイ、マグロをそれぞれ採用。「ぶっかけ具入りつゆ豆乳担々」も、豆乳鍋と担々麺を想像させる上に、今流行のサンショウが隠し味。
また、「ぶっかけ」と唱わずとも、市場は同じ目的の商品であふれている。
「玉ネギつゆ」「カボチャつゆ」「トマトつゆ」(にんべん)は畜肉・油を一切不使用。「イタリアンつゆ」(カゴメ)は、ザク切りトマト入りの冷製パスタ風味付け。「栗かぼちゃの冷製かけつゆ」(ヤマキ)は、栗カボチャとジャガ芋で、なんとポタージュ風に!
先駆的シリーズ「かけうま麺用ソース」(丸美屋食品工業)では、〈ジャージャー麺〉〈汁なし担々麺〉〈梅しそ麺〉〈鶏しお麺〉〈ビビン麺〉〈麻婆麺〉という豊富なラインアップで攻める。
多くは〝そうめん〟を想定しており、清涼感を求めた夏の麺料理もアグレッシブなメニューに成り代わった平成時代。いまいち夏の盛り上がりに欠けるラーメン業界も、今夏は「冷やしラーメン」より「ぶっかけラーメン」でいきますか〜。

日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長
武藤麻実子

adminコラム冷やしトレンドは“ぶっかけ”フレーバーと具材は百花繚乱 「ぶっかけ」。近年、うどん・そば店でよく目にする単語である。コレをきちんと辞書で調べると「汁をかけただけの食べ物」とある。しかし「かけそば」よりも、麺の上から〝ぶちまける〟イメージのせいか、勢いがあるというか「おいしそう」に感じるのは筆者だけ? 実際「ぶっかけ」は決して〝具材なし〟ではないようだが、ごく簡単に調理するという点では「かけそば」と類似する。そして〝簡便・時短〟を追求する食品業界でもこの「ぶっかけ」は浸透しつつある。「冷やしぶっかけ麺の素」(日本水産)、「マルちゃん 讃岐風ぶっかけ細うどん」(東洋水産)、「ぶっかけ具入りつゆ豆乳担々」(ヤマキ)などなど。いずれも今春の新製品で、ゆで麺にかけるだけ! 超簡単! だが今、そのフレーバーが大変なことになっている。先の「冷やしぶっかけ麺の素」は、〈さばつゆ〉〈ピリ辛チゲ風〉〈カレーつゆ〉と和・韓・印を揃える。しかも具材は、サバ、タイ、マグロをそれぞれ採用。「ぶっかけ具入りつゆ豆乳担々」も、豆乳鍋と担々麺を想像させる上に、今流行のサンショウが隠し味。 また、「ぶっかけ」と唱わずとも、市場は同じ目的の商品であふれている。 「玉ネギつゆ」「カボチャつゆ」「トマトつゆ」(にんべん)は畜肉・油を一切不使用。「イタリアンつゆ」(カゴメ)は、ザク切りトマト入りの冷製パスタ風味付け。「栗かぼちゃの冷製かけつゆ」(ヤマキ)は、栗カボチャとジャガ芋で、なんとポタージュ風に! 先駆的シリーズ「かけうま麺用ソース」(丸美屋食品工業)では、〈ジャージャー麺〉〈汁なし担々麺〉〈梅しそ麺〉〈鶏しお麺〉〈ビビン麺〉〈麻婆麺〉という豊富なラインアップで攻める。 多くは〝そうめん〟を想定しており、清涼感を求めた夏の麺料理もアグレッシブなメニューに成り代わった平成時代。いまいち夏の盛り上がりに欠けるラーメン業界も、今夏は「冷やしラーメン」より「ぶっかけラーメン」でいきますか〜。 日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長 武藤麻実子あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!