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昭和の “ナポリタン”が 復活 ナポリタンを 好きなのは誰?

街から喫茶店が消えていくのと同時に、ナポリタンも見かけなくなった。缶詰のマッシュルーム、玉ネギ、ピーマン、ハムが、ちょっと太めの麺とともに、赤いソースでねっちょりと炒めてあれば至高。銀の皿にのっていればなおよし。もっと古い記憶では、お子さまランチの隅っちょには必ず、冷えたナポリタンがちんまりと添えてあった。必ず服を汚した。
そんなナポリタンが、再燃していると聞く。当編集部のある新橋では、新旧のナポリタン屋がしのぎを削る。創業明治18年というニュー新橋ビルの「むさしや」にサラリーマンが行列を作る一方で、ナポリタン専門店も生まれている。
喫茶店に取って代わったカフェでもナポリタンは食べられる。「プロント」は、数量限定で「鉄板ナポリタン」を提供。夕方からのバータイムには、「BEER&NAPOLITAN!?」というタイトルで「くせになるナポ~リタン」をお薦めしていた。
この気流をチャンスと見るメーカーも出現。カゴメは今秋、家庭内へナポリタンの浸透を図る政策を打ち出した。11月に横浜赤レンガ倉庫で「ナポリタンスタジアム」を開催。小売店でもナポリタンのさまざまなメニュー提案を行い、最終的には「トマトケチャップ」の使用頻度を上げていく。
ターゲットは、昭和回帰な人たちだけでなく、温故知新な若年者も入っているのだろう。新橋の外食店は街の平均年齢層からして昭和臭も漂うが、市販品や自宅での食卓ならば次世代につなげやすい。
カップ麺「日清レンジSpa王 喫茶店風ナポリタン」(日清食品)、チルド麺「マルちゃん ナポリタン スパゲッティ」(東洋水産)、簡単調理の素「マ・マー フライパンひとつで作るナポリタン」(日清フーズ)パスタ「ナポリタンによく合うポポロスパ」(はごろもフーズ)など切り口はさまざまだが、最も種類が豊富なのは冷凍パスタで、各社必ず2品以上ナポリタンを揃える。
そして[ナポリタン=男子諸君のため]と確信したのが、大容量アイテムの定番品ということ。「日清スパ王プレミアムBIG ソーセージの入ったナポリタン」(日清食品冷凍)、「マ・マー 大盛りスパゲティ ナポリタン」(日清フーズ)、「オーマイ BIGナポリタン」(日本製粉)……。確かに、こだわりすぎない味わいを大盛でかっ込むというスタイルはナポリタンにふさわしい。

日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長
武藤麻実子

adminコラム昭和の “ナポリタン”が 復活 ナポリタンを 好きなのは誰? 街から喫茶店が消えていくのと同時に、ナポリタンも見かけなくなった。缶詰のマッシュルーム、玉ネギ、ピーマン、ハムが、ちょっと太めの麺とともに、赤いソースでねっちょりと炒めてあれば至高。銀の皿にのっていればなおよし。もっと古い記憶では、お子さまランチの隅っちょには必ず、冷えたナポリタンがちんまりと添えてあった。必ず服を汚した。 そんなナポリタンが、再燃していると聞く。当編集部のある新橋では、新旧のナポリタン屋がしのぎを削る。創業明治18年というニュー新橋ビルの「むさしや」にサラリーマンが行列を作る一方で、ナポリタン専門店も生まれている。 喫茶店に取って代わったカフェでもナポリタンは食べられる。「プロント」は、数量限定で「鉄板ナポリタン」を提供。夕方からのバータイムには、「BEER&NAPOLITAN!?」というタイトルで「くせになるナポ~リタン」をお薦めしていた。 この気流をチャンスと見るメーカーも出現。カゴメは今秋、家庭内へナポリタンの浸透を図る政策を打ち出した。11月に横浜赤レンガ倉庫で「ナポリタンスタジアム」を開催。小売店でもナポリタンのさまざまなメニュー提案を行い、最終的には「トマトケチャップ」の使用頻度を上げていく。 ターゲットは、昭和回帰な人たちだけでなく、温故知新な若年者も入っているのだろう。新橋の外食店は街の平均年齢層からして昭和臭も漂うが、市販品や自宅での食卓ならば次世代につなげやすい。 カップ麺「日清レンジSpa王 喫茶店風ナポリタン」(日清食品)、チルド麺「マルちゃん ナポリタン スパゲッティ」(東洋水産)、簡単調理の素「マ・マー フライパンひとつで作るナポリタン」(日清フーズ)パスタ「ナポリタンによく合うポポロスパ」(はごろもフーズ)など切り口はさまざまだが、最も種類が豊富なのは冷凍パスタで、各社必ず2品以上ナポリタンを揃える。 そして[ナポリタン=男子諸君のため]と確信したのが、大容量アイテムの定番品ということ。「日清スパ王プレミアムBIG ソーセージの入ったナポリタン」(日清食品冷凍)、「マ・マー 大盛りスパゲティ ナポリタン」(日清フーズ)、「オーマイ BIGナポリタン」(日本製粉)……。確かに、こだわりすぎない味わいを大盛でかっ込むというスタイルはナポリタンにふさわしい。 日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長 武藤麻実子あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!