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今一番話題の店!台北麺事情2013

日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長
武藤麻実子
所用で台北に行ってきた。台湾は、食に関してとっても魅力的な国だ。現地の人も、老若男女問わず3食ともおいしくて安い外食で済ますことが多いと聞いた。そこで今回は、仕事の合間に見聞きした[台北・麺事情]レポートしたい。
まず食品分野で比較的充実しているのが即席麺だ。3食外食という生活スタイルなので、いわゆる内食を補う調理品の類は発達していないが、即席麺だけは夜食や小腹が空いた際のストックとしてかなり市民権を得ているもよう。しかし価格至上主義な面もあり、カップ麺より袋麺(5食パックが主)が席巻し、改廃はかなり緩やかだ。
また即席麺を〝きちんと調理して〟食べるという意識も薄いようで、日本では即席麺の料理講習会やおいしく作るコツをメーカーが提案しているという話をすると非常に驚いていた。市場は確立しているのに、即席麺の価値を昇華させようというところまでは到達していないのはもったいない。
そして外食。今、台北の人たちの熱い視線は『日本のラーメン』に注がれていた!
中でも一番の人気店が「一風堂」。1号店がオープンして1年余り、日本の味がそのまま再現されている豚骨ラーメンを食べに、連日多くのお客が訪れている。
いわゆる「日式拉麺」ではなく、日本と全く同じものがウケているという裏事情を現地に詳しい人に伺うと、「台湾人がホンモノの日本のラーメンの味を知ってしまったからだ」と断言した。昨年、過去最高の147万人もの台湾人が日本を訪れている(日本からの渡航は143万人)。彼らが日本各地で食べてまず感動するのが、日本のラーメンなのだとか。ちょっと味が濃いスープと、麺の絶妙なバランスを忘れられない台湾人が「日本のラーメン」ブームを後押ししている。また券売機で購入する食券制度も珍しく、楽しみのひとつになっているらしい。
さらに「汁につけて、ズルズル食べるなんて10年前の台湾ではありえない!」と先の事情通(笑)も驚く「つけ麺」の「つけ麺専門店 三田製麺所」も、ホットな店として台北っ子が押し寄せているそうだ。
かように台湾の〝麺〟文化に影響を与えている、日本の〝麺〟文化。台北の夜市で牛スジ肉がドンとのった牛肉麺を食すのがオツだと思うのは、私が日本人だからでしょうかね。

adminコラム今一番話題の店!台北麺事情2013 日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長 武藤麻実子 所用で台北に行ってきた。台湾は、食に関してとっても魅力的な国だ。現地の人も、老若男女問わず3食ともおいしくて安い外食で済ますことが多いと聞いた。そこで今回は、仕事の合間に見聞きした[台北・麺事情]レポートしたい。 まず食品分野で比較的充実しているのが即席麺だ。3食外食という生活スタイルなので、いわゆる内食を補う調理品の類は発達していないが、即席麺だけは夜食や小腹が空いた際のストックとしてかなり市民権を得ているもよう。しかし価格至上主義な面もあり、カップ麺より袋麺(5食パックが主)が席巻し、改廃はかなり緩やかだ。 また即席麺を〝きちんと調理して〟食べるという意識も薄いようで、日本では即席麺の料理講習会やおいしく作るコツをメーカーが提案しているという話をすると非常に驚いていた。市場は確立しているのに、即席麺の価値を昇華させようというところまでは到達していないのはもったいない。 そして外食。今、台北の人たちの熱い視線は『日本のラーメン』に注がれていた! 中でも一番の人気店が「一風堂」。1号店がオープンして1年余り、日本の味がそのまま再現されている豚骨ラーメンを食べに、連日多くのお客が訪れている。 いわゆる「日式拉麺」ではなく、日本と全く同じものがウケているという裏事情を現地に詳しい人に伺うと、「台湾人がホンモノの日本のラーメンの味を知ってしまったからだ」と断言した。昨年、過去最高の147万人もの台湾人が日本を訪れている(日本からの渡航は143万人)。彼らが日本各地で食べてまず感動するのが、日本のラーメンなのだとか。ちょっと味が濃いスープと、麺の絶妙なバランスを忘れられない台湾人が「日本のラーメン」ブームを後押ししている。また券売機で購入する食券制度も珍しく、楽しみのひとつになっているらしい。 さらに「汁につけて、ズルズル食べるなんて10年前の台湾ではありえない!」と先の事情通(笑)も驚く「つけ麺」の「つけ麺専門店 三田製麺所」も、ホットな店として台北っ子が押し寄せているそうだ。 かように台湾の〝麺〟文化に影響を与えている、日本の〝麺〟文化。台北の夜市で牛スジ肉がドンとのった牛肉麺を食すのがオツだと思うのは、私が日本人だからでしょうかね。あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!