IM59Pc4P

安くておいしく環境に優しいラーメン

スガキヤ
ラーメン 290円/特製ラーメン 420円
薄くても5枚もあるチャーシューが泣かせる

最近全国の注目を集めている名古屋メシ。特に麺のジャンルは層が厚く、きしめん、味噌煮込みうどん、あんかけスパゲティなど、個性的な料理が揃っている。そんな中で唯一、ブランド名そのものが名古屋の名物になっているものがある。「スガキヤラーメン」だ。
ほぼストレートの中細麺に、和風だしが効いた豚骨系のあっさり味スープ、ひと口サイズのチャーシューとメンマとネギが入って値段は290円。麺の量は控えめなので女性や子どもの食事にはちょうどよく、おやつにも適している。しかも具や麺の増量、サイドメニューも充実していて、どんな人がどんな時間にどんな腹具合で行っても、必ず満足できる仕組みになっている。
ラーメンにはラーメンフォークと呼ばれるツノが4本生えたスプーンが必ず付いてきて、器用な人ならこれ1本で麺・具・スープを完食できる。外食産業が使い捨て容器一辺倒だった時代から、脈々と続いてきたエコグッズのパイオニアである。
安くておいしくて環境に優しいスガキヤが、経済的で味にうるさく常に時代の最先端を行く名古屋の人々に愛され続けてきたのは当然のことだろう。もちろん名古屋にとどまらず、全国各地にファンが多い。東京在住の筆者も名古屋に行くときは必ず食べている。
実は20世紀末頃までスガキヤは関東地区でも店舗展開していた。その後2005年に高田馬場で再出店したが、復活に狂喜乱舞したファンの期待むなしく1年くらいであっけなく消えた。醤油味のラーメンになじんだ関東人の舌には合わなかったといわれている。
だがたった1度や2度の失敗であきらめてほしくない。安倍総理だって1回目はおなかが痛くなって辞めたが、2回目は今のところ順調だ。関東人も豚骨味のラーメンを好むようになり、東京ドームでの長嶋・松井の国民栄誉賞受賞セレモニーで元気になり食欲も出てきた。関東のスガキヤファンも高田馬場の苦い思い出があるので、「今度こそは!」と応援するだろう。
昔から名古屋を制するものは日本を制している。スガキヤラーメンも名古屋のソウルフードから日本の国民食を目指してほしい。この記事をスガキヤ関係者の方が読まれたら、ぜひ社内で関東再々出店を検討していただきたい。


eYyBjovJ_VL023_r01

谷口 正俊(たにぐち・まさとし)

span style=”font-weight: bold;”>(株)かいエンタープライズ 代表取締役
1956年生まれ。
立命館大学経済学部卒業後、(株)チェポ(現・ピーターパンコモコ)入社。和風FF「一口茶屋」の全国展開を指揮。40歳で独立。自ら「立ち呑み龍馬」など8店舗を経営するほか、コンサルタントとして活躍。「理論より実践、システムよりマインド」がモットー。

adminコラム安くておいしく環境に優しいラーメン スガキヤ ラーメン 290円/特製ラーメン 420円 薄くても5枚もあるチャーシューが泣かせる 最近全国の注目を集めている名古屋メシ。特に麺のジャンルは層が厚く、きしめん、味噌煮込みうどん、あんかけスパゲティなど、個性的な料理が揃っている。そんな中で唯一、ブランド名そのものが名古屋の名物になっているものがある。「スガキヤラーメン」だ。 ほぼストレートの中細麺に、和風だしが効いた豚骨系のあっさり味スープ、ひと口サイズのチャーシューとメンマとネギが入って値段は290円。麺の量は控えめなので女性や子どもの食事にはちょうどよく、おやつにも適している。しかも具や麺の増量、サイドメニューも充実していて、どんな人がどんな時間にどんな腹具合で行っても、必ず満足できる仕組みになっている。 ラーメンにはラーメンフォークと呼ばれるツノが4本生えたスプーンが必ず付いてきて、器用な人ならこれ1本で麺・具・スープを完食できる。外食産業が使い捨て容器一辺倒だった時代から、脈々と続いてきたエコグッズのパイオニアである。 安くておいしくて環境に優しいスガキヤが、経済的で味にうるさく常に時代の最先端を行く名古屋の人々に愛され続けてきたのは当然のことだろう。もちろん名古屋にとどまらず、全国各地にファンが多い。東京在住の筆者も名古屋に行くときは必ず食べている。 実は20世紀末頃までスガキヤは関東地区でも店舗展開していた。その後2005年に高田馬場で再出店したが、復活に狂喜乱舞したファンの期待むなしく1年くらいであっけなく消えた。醤油味のラーメンになじんだ関東人の舌には合わなかったといわれている。 だがたった1度や2度の失敗であきらめてほしくない。安倍総理だって1回目はおなかが痛くなって辞めたが、2回目は今のところ順調だ。関東人も豚骨味のラーメンを好むようになり、東京ドームでの長嶋・松井の国民栄誉賞受賞セレモニーで元気になり食欲も出てきた。関東のスガキヤファンも高田馬場の苦い思い出があるので、「今度こそは!」と応援するだろう。 昔から名古屋を制するものは日本を制している。スガキヤラーメンも名古屋のソウルフードから日本の国民食を目指してほしい。この記事をスガキヤ関係者の方が読まれたら、ぜひ社内で関東再々出店を検討していただきたい。 谷口 正俊(たにぐち・まさとし) span style='font-weight: bold;'>(株)かいエンタープライズ 代表取締役 1956年生まれ。 立命館大学経済学部卒業後、(株)チェポ(現・ピーターパンコモコ)入社。和風FF「一口茶屋」の全国展開を指揮。40歳で独立。自ら「立ち呑み龍馬」など8店舗を経営するほか、コンサルタントとして活躍。「理論より実践、システムよりマインド」がモットー。あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!