缶コーヒーとカップ麺に立ちはだかるものとは女性がカップ麺を食べてても〝普通〟という環境

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食に関して、オピニオンリーダーは「男性ではなく、女性」という認識はもはや周知の事実。トレンド予測にも必ず〝ターゲットは女性〟というセリフが出てくる。しかし、業界がどんなに努力しても女性を取り込みきれないカテゴリーがある。それが、缶コーヒーとカップ麺だ。
缶コーヒーは、各メーカーが女性向け商品を創出してきた経緯はあるものの、努力の割に結果が追い付かず……。コーヒーホリック女子は多いはずだが、缶コーヒーのイメージや味作りがいまだピンとこないらしい。
同様に、メーカーのアプローチが女性に届きにくいのがカップ麺。こちらも麺好き女子の存在がハッキリしている割に、女性購入層が見えてこない。カップ麺をすする姿ばかりか、購入するのさえ恥ずかしいという女子が存在する限り、メーカーと女性消費者の溝は埋まらない。
そんな状況下で東洋水産がこの3月、ど・ストレートに女性を焦点としたカップ麺を上市。「マルちゃん hanauta(はなうた)」シリーズは、花柄プリントのデザインカップに包まれた、ハーブのスープのカップ麺。ファンシーな外観は、全く男性を無視したかのような潔さで、これが吉と出てほしいもの。2月から東急ハンズで先行発売しており、販売場所も今後のカップ麺のカギとなるかもしれない。
また明星食品は、〝1分クッキング 食べるスープ&ヌードル〟というコンセプトの「Quick1(クイック・ワン)」シリーズを投入した。女性層をメーンターゲットとする裏付けとして、カラフルなパッケージの配色以外に挙げられるのが〝カロリー〟だ。同時発売の3種類ともに198kcal。しっかり満足しながらも200kcalを切る点にこだわったと聞いた。
自身の例でいえば、中年ともなるとラーメン店に一人でズカズカと入り、堂々とカップ麺をすすることに抵抗もなくなってくる。だが〝若い女性〟は、こういった商品によって、カップ麺を食べてもいい! という社会的空気の構築を望んでいるのかもしれない。そうすればまた市場は変わってくるはずだ。
日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長
武藤麻実子

adminコラム缶コーヒーとカップ麺に立ちはだかるものとは女性がカップ麺を食べてても〝普通〟という環境 食に関して、オピニオンリーダーは「男性ではなく、女性」という認識はもはや周知の事実。トレンド予測にも必ず〝ターゲットは女性〟というセリフが出てくる。しかし、業界がどんなに努力しても女性を取り込みきれないカテゴリーがある。それが、缶コーヒーとカップ麺だ。 缶コーヒーは、各メーカーが女性向け商品を創出してきた経緯はあるものの、努力の割に結果が追い付かず……。コーヒーホリック女子は多いはずだが、缶コーヒーのイメージや味作りがいまだピンとこないらしい。 同様に、メーカーのアプローチが女性に届きにくいのがカップ麺。こちらも麺好き女子の存在がハッキリしている割に、女性購入層が見えてこない。カップ麺をすする姿ばかりか、購入するのさえ恥ずかしいという女子が存在する限り、メーカーと女性消費者の溝は埋まらない。 そんな状況下で東洋水産がこの3月、ど・ストレートに女性を焦点としたカップ麺を上市。「マルちゃん hanauta(はなうた)」シリーズは、花柄プリントのデザインカップに包まれた、ハーブのスープのカップ麺。ファンシーな外観は、全く男性を無視したかのような潔さで、これが吉と出てほしいもの。2月から東急ハンズで先行発売しており、販売場所も今後のカップ麺のカギとなるかもしれない。 また明星食品は、〝1分クッキング 食べるスープ&ヌードル〟というコンセプトの「Quick1(クイック・ワン)」シリーズを投入した。女性層をメーンターゲットとする裏付けとして、カラフルなパッケージの配色以外に挙げられるのが〝カロリー〟だ。同時発売の3種類ともに198kcal。しっかり満足しながらも200kcalを切る点にこだわったと聞いた。 自身の例でいえば、中年ともなるとラーメン店に一人でズカズカと入り、堂々とカップ麺をすすることに抵抗もなくなってくる。だが〝若い女性〟は、こういった商品によって、カップ麺を食べてもいい! という社会的空気の構築を望んでいるのかもしれない。そうすればまた市場は変わってくるはずだ。 日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長 武藤麻実子あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!