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“ご当地”再現カップ麺はラーメンだけにあらず!

ご当地グルメが市民権を得て久しい。丼物系、おかず系、粉物系、汁物系と多種多様だが、〝ご当地〟の先駆的カテゴリーといえばラーメン! カップ麺でもかねてから全国各地のご当地ラーメンを再現している。
ゆえに〝ご当地カップ麺=カップラーメン〟というのが現状。カップ麺を分類するとラーメン、焼きそば、うどん、そばとなるのだが、ラーメン以外ではようやく「なみえ焼そば」(日清食品)、「サッポロ一番 北九州 小倉焼うどん」(サンヨー食品)、「津山風焼うどん」(日清食品チルド)が最近出始め、うどんでは名古屋地元企業である寿がきや食品が「みそ煮込うどん」をあらゆる形で発信し続ける程度。そばにいたっては、ほぼなしに等しい。姫路駅ホームの「まねきのえきそば」を日清食品が発売しているが、少々マニアックなのか近畿限定販売となっている。
しかし、これだけご当地グルメが人気を博している今、カップラーメン以外での麺グルメに注力してもよいのでは?

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歴史に基づいた麺グルメ

なにも「B─1グランプリ」ランキング上位に名を連ねるほど〝超有名〟グルメである必要はない。他にも地道に地元をPRする麺グルメを発信する地域はあるからだ。
先日、筆者が初めて訪れた呉では〝細うどん〟を推していた。なんでも海軍の町として栄えた呉では、造船所や製鉄所に多くの職工さんが食べる間も惜しんで働いていたという。そのため早く湯がいて早く食べられるよう、どんどんと細いうどんが作られるようになったそうだ。戦艦大和と細うどんの関係なんて興味をそそる話ではないか!
寒い地方の津軽では、つなぎに大豆を使った〝津軽そば〟なるものが存在する。非常に軟らかいのが特徴で汁をすするように食べる。日持ちさせるために「煮置き」という手間の掛かる工程を経るという、コメが貴重な時代の産物だ。
これからの寒い季節、温かいうどんやそばのカップ麺で、ご当地の〝歴史〟と〝味〟に思いをはせてみたいものだなぁ。(麺メーカーさんへの期待を込めて)
日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長
武藤麻実子

adminコラム“ご当地”再現カップ麺はラーメンだけにあらず! ご当地グルメが市民権を得て久しい。丼物系、おかず系、粉物系、汁物系と多種多様だが、〝ご当地〟の先駆的カテゴリーといえばラーメン! カップ麺でもかねてから全国各地のご当地ラーメンを再現している。 ゆえに〝ご当地カップ麺=カップラーメン〟というのが現状。カップ麺を分類するとラーメン、焼きそば、うどん、そばとなるのだが、ラーメン以外ではようやく「なみえ焼そば」(日清食品)、「サッポロ一番 北九州 小倉焼うどん」(サンヨー食品)、「津山風焼うどん」(日清食品チルド)が最近出始め、うどんでは名古屋地元企業である寿がきや食品が「みそ煮込うどん」をあらゆる形で発信し続ける程度。そばにいたっては、ほぼなしに等しい。姫路駅ホームの「まねきのえきそば」を日清食品が発売しているが、少々マニアックなのか近畿限定販売となっている。 しかし、これだけご当地グルメが人気を博している今、カップラーメン以外での麺グルメに注力してもよいのでは? 歴史に基づいた麺グルメ なにも「B─1グランプリ」ランキング上位に名を連ねるほど〝超有名〟グルメである必要はない。他にも地道に地元をPRする麺グルメを発信する地域はあるからだ。 先日、筆者が初めて訪れた呉では〝細うどん〟を推していた。なんでも海軍の町として栄えた呉では、造船所や製鉄所に多くの職工さんが食べる間も惜しんで働いていたという。そのため早く湯がいて早く食べられるよう、どんどんと細いうどんが作られるようになったそうだ。戦艦大和と細うどんの関係なんて興味をそそる話ではないか! 寒い地方の津軽では、つなぎに大豆を使った〝津軽そば〟なるものが存在する。非常に軟らかいのが特徴で汁をすするように食べる。日持ちさせるために「煮置き」という手間の掛かる工程を経るという、コメが貴重な時代の産物だ。 これからの寒い季節、温かいうどんやそばのカップ麺で、ご当地の〝歴史〟と〝味〟に思いをはせてみたいものだなぁ。(麺メーカーさんへの期待を込めて) 日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長 武藤麻実子あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!