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もう禁じ手ではない カップ麺のレンジ調理

カップ麺を食べる人は、基本的に〝面倒くさがり〟だと思う。
一時こだわりを訴求するカップ麺が台頭したが、その調理の複雑さに「ラクがしたくてカップ麺なのに、全然ラクをさせてくれないカップ麺」と嘆いた人を私は何人か知っている。
湯を注ぐだけのタイプが究極なわけだが、もっとラクをしたいな〜と思うのが〝面倒くさがり〟の性。「もはや湯を沸かすことすらメンドクサイ」→「じゃあ、水を入れてそのまま電子レンジで温めちゃえ……」という輩も少なくなかった。
ともかくこの手法は、出来上がりの不備、やけどの危険、環境ホルモンなど、メーカー泣かせな問題があるわけだが、消費者に寄り添うわが日本の食品メーカー。最近はレンジ対応の麺製品が急増している。

ロングセラーもレンジ対応に

特に日清食品は、「レンジSPA王」「ニッチン食堂」の他、超看板ブランドでも「カップヌードルマイ・レンジタイム」「日清のレンジどん兵衛」で展開。節電・猛暑の折は、わざわざパッケージ上で「夏は水からレンジ!」とお薦めしていた。
冷凍麺でも、焼きそばやパスタではなく〝ラーメン〟で〝レンジ調理〟のアイテムが登場。アルミ鍋焼きうどんで有名なキンレイは、「チンして食べてね!」シリーズで「お水がいらない 〈黒豚骨ラーメン〉」を発売。マルハニチロ食品も、湯・鍋不要の「レンジだけ!」シリーズで、〈ちゃんぽん〉に続き今秋は〈担々麺〉を投入した。日清食品冷凍は、「冷凍 日清 太麺堂々」の氷冠製法なる技でおいしさの差別化を図る。

10年かかった〝レンジ〟革命

今のところ〝レンジ麺〟は日清食品がリードしているが、同社は仕掛けも早かった。
「日清e-noodle」──皆さんはこの商品を覚えておいでだろうか。当時、発表会で安藤社長は「新時代に向けて即席麺業界も新たな挑戦をすべきで、21世紀ラーメンのe革命の第一弾」と説明した。これが今から11年前、2001年のことである。

日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長
武藤麻実子

adminコラムもう禁じ手ではない カップ麺のレンジ調理 カップ麺を食べる人は、基本的に〝面倒くさがり〟だと思う。 一時こだわりを訴求するカップ麺が台頭したが、その調理の複雑さに「ラクがしたくてカップ麺なのに、全然ラクをさせてくれないカップ麺」と嘆いた人を私は何人か知っている。 湯を注ぐだけのタイプが究極なわけだが、もっとラクをしたいな〜と思うのが〝面倒くさがり〟の性。「もはや湯を沸かすことすらメンドクサイ」→「じゃあ、水を入れてそのまま電子レンジで温めちゃえ……」という輩も少なくなかった。 ともかくこの手法は、出来上がりの不備、やけどの危険、環境ホルモンなど、メーカー泣かせな問題があるわけだが、消費者に寄り添うわが日本の食品メーカー。最近はレンジ対応の麺製品が急増している。 ロングセラーもレンジ対応に 特に日清食品は、「レンジSPA王」「ニッチン食堂」の他、超看板ブランドでも「カップヌードルマイ・レンジタイム」「日清のレンジどん兵衛」で展開。節電・猛暑の折は、わざわざパッケージ上で「夏は水からレンジ!」とお薦めしていた。 冷凍麺でも、焼きそばやパスタではなく〝ラーメン〟で〝レンジ調理〟のアイテムが登場。アルミ鍋焼きうどんで有名なキンレイは、「チンして食べてね!」シリーズで「お水がいらない 〈黒豚骨ラーメン〉」を発売。マルハニチロ食品も、湯・鍋不要の「レンジだけ!」シリーズで、〈ちゃんぽん〉に続き今秋は〈担々麺〉を投入した。日清食品冷凍は、「冷凍 日清 太麺堂々」の氷冠製法なる技でおいしさの差別化を図る。 10年かかった〝レンジ〟革命 今のところ〝レンジ麺〟は日清食品がリードしているが、同社は仕掛けも早かった。 「日清e-noodle」──皆さんはこの商品を覚えておいでだろうか。当時、発表会で安藤社長は「新時代に向けて即席麺業界も新たな挑戦をすべきで、21世紀ラーメンのe革命の第一弾」と説明した。これが今から11年前、2001年のことである。 日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長 武藤麻実子あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!