『うまいラーメン屋の歩き方』

うまいラーメン屋の歩き方

はんつ遠藤 著
生活情報センター 発行
四六判ソフトカバー/211頁/1,200円(税別)
2003年5月 刊行
本書が出版された2003年というのは、ちょうどラーメン専門店ブームがかなりピークを迎えた時期だったのではないかと記憶している。この本には、ちょうどその前年に私(レビューの筆者)が開業で関わった某店も掲載されているから覚えているのだ。
「この1冊でラーメン博士になれる本」という副題がついている通り、本書には当時「フリーク」と呼ばれていたラーメンマニアなら知っておくべき、ラーメンに関するあらゆるうんちく情報が詰め込まれている。第1章は、「旭川醤油系」「横浜家系」「博多系」など、全国各地のラーメンを地域と特徴別に分類。第2章は、麺から、だし、みりん、かん水に至るまで、ラーメンに関わる食材の解説だ。数ページのコラムを含めて、ここまでが約50ページ。有名店のラーメンがカラー写真で登場したのち、見開き1店舗を使って50軒のラーメン専門店を紹介するのが第3章、この本のメーンコンテンツである。もちろん、ブームにより常識となったいわゆるラーメンデータ(麺の太さ、硬さ、スープの濃さ、等々)もちゃんと完備。だが、よく見ると掲載されている50店はすべて東京近郊の店ばかり。どうも、「東京の〝ご当地ラーメン〟で日本のラーメンを知ろう」という趣旨のようだ。後半は、海外のラーメン事情、カップ麺の紹介など、さらに情報の枠は広がっていく。
本書はタイトルからして、明らかに「あるガイドブック」のパロディーになっているのだが、その歴史あるガイドブックのように継続するシリーズにならなかったのは残念だ。
(藩田伊庵)

adminコラム『うまいラーメン屋の歩き方』 はんつ遠藤 著 生活情報センター 発行 四六判ソフトカバー/211頁/1,200円(税別) 2003年5月 刊行 本書が出版された2003年というのは、ちょうどラーメン専門店ブームがかなりピークを迎えた時期だったのではないかと記憶している。この本には、ちょうどその前年に私(レビューの筆者)が開業で関わった某店も掲載されているから覚えているのだ。 「この1冊でラーメン博士になれる本」という副題がついている通り、本書には当時「フリーク」と呼ばれていたラーメンマニアなら知っておくべき、ラーメンに関するあらゆるうんちく情報が詰め込まれている。第1章は、「旭川醤油系」「横浜家系」「博多系」など、全国各地のラーメンを地域と特徴別に分類。第2章は、麺から、だし、みりん、かん水に至るまで、ラーメンに関わる食材の解説だ。数ページのコラムを含めて、ここまでが約50ページ。有名店のラーメンがカラー写真で登場したのち、見開き1店舗を使って50軒のラーメン専門店を紹介するのが第3章、この本のメーンコンテンツである。もちろん、ブームにより常識となったいわゆるラーメンデータ(麺の太さ、硬さ、スープの濃さ、等々)もちゃんと完備。だが、よく見ると掲載されている50店はすべて東京近郊の店ばかり。どうも、「東京の〝ご当地ラーメン〟で日本のラーメンを知ろう」という趣旨のようだ。後半は、海外のラーメン事情、カップ麺の紹介など、さらに情報の枠は広がっていく。 本書はタイトルからして、明らかに「あるガイドブック」のパロディーになっているのだが、その歴史あるガイドブックのように継続するシリーズにならなかったのは残念だ。 (藩田伊庵)あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!