ラーメン王の 遺言

ラーメン評論の先駆者である武内伸氏が急逝して、はや4年を迎える。氏は単に味や人気を論ずるだけでなく、地域性や変遷を重視し、ラーメン文化の骨組みを解明。業界の地位向上に大きく貢献した▼実はこのラーメン新聞も氏監修による発行を予定していた。氏が編集会議で掲げた方針は2つあった。まずエンタメ系メディアとは一線を画すこと。際立った話題作りも悪くないが、現実的に大半を占めるのは万人志向の味わい。その市場活性化こそラーメン文化の地固めであると説いていた▼そして費用対価値の訴求である。品質向上に食材原価の高騰はつきものだが、ラーメンの場合、価格転嫁が難しい。1000円に近づくと「高すぎる」とか「生意気だ」と叫ばれてしまう。1000円以上でも認められる簡単なパスタに比べ、あまりにも不条理だと嘆いていた▼しかし、だからラーメンは奥深い。ラーメン新聞は、氏に共感を覚えた関係者の支援を得て再始動。本紙にて「ラーメン新聞」を創刊した。「あたらしい視点でラーメンを伝える情報紙」を掲げ、ラーメン文化の発展に努める方針だ。
(岡安秀一)

adminコラムラーメン王の 遺言 ラーメン評論の先駆者である武内伸氏が急逝して、はや4年を迎える。氏は単に味や人気を論ずるだけでなく、地域性や変遷を重視し、ラーメン文化の骨組みを解明。業界の地位向上に大きく貢献した▼実はこのラーメン新聞も氏監修による発行を予定していた。氏が編集会議で掲げた方針は2つあった。まずエンタメ系メディアとは一線を画すこと。際立った話題作りも悪くないが、現実的に大半を占めるのは万人志向の味わい。その市場活性化こそラーメン文化の地固めであると説いていた▼そして費用対価値の訴求である。品質向上に食材原価の高騰はつきものだが、ラーメンの場合、価格転嫁が難しい。1000円に近づくと「高すぎる」とか「生意気だ」と叫ばれてしまう。1000円以上でも認められる簡単なパスタに比べ、あまりにも不条理だと嘆いていた▼しかし、だからラーメンは奥深い。ラーメン新聞は、氏に共感を覚えた関係者の支援を得て再始動。本紙にて「ラーメン新聞」を創刊した。「あたらしい視点でラーメンを伝える情報紙」を掲げ、ラーメン文化の発展に努める方針だ。 (岡安秀一)あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!