ちゃんぽんブームは持続するか -併せて袋麺も復活の兆し-

サッポロ一番 〈ちゃんぽん〉

“ちゃんぽん〟がちょっとしたブームだ。それを確証したのは、サンヨー食品の「サッポロ一番 〈ちゃんぽん〉」。昨年9月に発売し、12月末までに目標の20億円をクリアとのこと。近年低迷中の袋麺市場を本品が牽引するという意見が現実味を帯びてきた。
ただし「サッポロ一番」が全ての始まりではない。ちゃんぽんが地方食から全国食に近づく風潮は既にあった。
まず「長崎ちゃんぽん」専門店の『リンガーハット』の功績が大きい。同店が09年10月に〝日本の野菜を食べる〟と唱って発売した「野菜たっぷりちゃんぽん」は、現代の健康志向に合致し、ちゃんぽんの食体験への垣根を低くした。
もうひとつは〝麺〟の太麺潮流だ。ガッツリ系のカップ麺でも太麺を採用するケースが増加。そこでちゃんぽんの麺を見てみると確かに太く、いわゆる中華麺とは違えど〝太麺〟というくくりでは流行にそぐうものだ。
つまりこの「健康」+「太麺」で、ちゃんぽんのプラスイメージが着々と育まれていたとはいえまいか。
実際昨年は〝ちゃんぽん年〟であった。新製品情報サイト『食@新製品』にて「ちゃんぽん」で商品名検索したところ、08年:16品、09年:10品、10年:14品だったのが、11年は28品も発売されていた(※1)。この追い風の中で「サッポロ一番」が群を抜いたというのが現状のようだ。
また〝アレンジのしやすさ〟も拡大に貢献。〝袋麺をうまく作る!〟に一家言を持つ人は多い。「サッポロ一番〈ちゃんぽん〉」の販促活動の一環でレシピを募集したところ、多数のちゃんぽんレシピが投稿されたというのだから(※2)、ちゃんぽんへの関心と人気はまだまだ持続しそうだ。
※1 11年12月31日現在。リニューアル品も含む。
※2 日本食糧新聞11/11/2日付
日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長
武藤麻実子

adminコラムちゃんぽんブームは持続するか -併せて袋麺も復活の兆し- 'ちゃんぽん〟がちょっとしたブームだ。それを確証したのは、サンヨー食品の「サッポロ一番 〈ちゃんぽん〉」。昨年9月に発売し、12月末までに目標の20億円をクリアとのこと。近年低迷中の袋麺市場を本品が牽引するという意見が現実味を帯びてきた。 ただし「サッポロ一番」が全ての始まりではない。ちゃんぽんが地方食から全国食に近づく風潮は既にあった。 まず「長崎ちゃんぽん」専門店の『リンガーハット』の功績が大きい。同店が09年10月に〝日本の野菜を食べる〟と唱って発売した「野菜たっぷりちゃんぽん」は、現代の健康志向に合致し、ちゃんぽんの食体験への垣根を低くした。 もうひとつは〝麺〟の太麺潮流だ。ガッツリ系のカップ麺でも太麺を採用するケースが増加。そこでちゃんぽんの麺を見てみると確かに太く、いわゆる中華麺とは違えど〝太麺〟というくくりでは流行にそぐうものだ。 つまりこの「健康」+「太麺」で、ちゃんぽんのプラスイメージが着々と育まれていたとはいえまいか。 実際昨年は〝ちゃんぽん年〟であった。新製品情報サイト『食@新製品』にて「ちゃんぽん」で商品名検索したところ、08年:16品、09年:10品、10年:14品だったのが、11年は28品も発売されていた(※1)。この追い風の中で「サッポロ一番」が群を抜いたというのが現状のようだ。 また〝アレンジのしやすさ〟も拡大に貢献。〝袋麺をうまく作る!〟に一家言を持つ人は多い。「サッポロ一番〈ちゃんぽん〉」の販促活動の一環でレシピを募集したところ、多数のちゃんぽんレシピが投稿されたというのだから(※2)、ちゃんぽんへの関心と人気はまだまだ持続しそうだ。 ※1 11年12月31日現在。リニューアル品も含む。 ※2 日本食糧新聞11/11/2日付 日本食糧新聞社 新製品トレンド 編集長 武藤麻実子あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!