日清食品チルド チルドラーメン 売上げ伸び率ベスト3【2011年12月度】

つけ麺急成長80億円市場に


中華そば ますたに 2人前

中華そば ますたに 2人前

京都の老舗名店ながら関東でも人気
京都の老舗ラーメン店「ますたに」の味を再現。ストレート中細麺と、鶏がらをベースに背脂と唐辛子の辛味を加えた醤油スープが特徴。
規格=362g(麺220g)(冷蔵)

つけ麺の達人 濃厚魚介醤油 2人前

つけ麺の達人 濃厚魚介醤油 2人前

独自製法の魚介醤油だれで麺を味わう
小麦の香りがよく、もっちりとした食感のストレート麺。独自製法によりまろやかな濃厚感を実現した、魚介醤油だれが特徴。
規格=362g(麺260g)(冷蔵)

行列のできる店のラーメン 黄金鶏油しょうゆ 2人前

行列のできる店のラーメン 黄金鶏油しょうゆ 2人前

さっぱりスープに香ばしい風味が好評
小麦の風味豊かなストレート細麺と、清湯系の鶏がらスープに小豆島産醤油を加え、焦がしネギと鶏油で風味付けした、味わい深い醤油スープが特徴。
規格=306g(麺200g)(冷蔵)


名店コラボとご当地企画がヒット

家庭用チルド麺が活況を見せている。名店の味を再現したコラボ商品やご当地ラーメン商品など、新価値商品が好調なのだ。内食傾向を強めていく消費者の、家庭でも本格的な味を楽しみたいというニーズに見事にはまったかたちだ。スーパーでもチルド麺の品揃えの充実度が売上げを左右するといっても過言ではない。チルド麺企業の中でもラーメン商品を主力とする日清食品チルド㈱代表取締役社長の吉本裕氏に、商品開発の動向と市場展望を聞いた。


本物の味はチルド麺ならでは

吉本 チルドラーメンの市場規模は全体で500億円くらいで、この10年間ほぼ横ばいに推移しています。ちなみに即席麺市場はうどんや焼きそばも含めて約5200億円といったところです。ここ数年は冷凍ラーメンの技術も向上していますが、まだラーメン独特のコシや風味を出すのに高いハードルがありますね。
 ──チルド市場の特徴は?
吉本 即席麺や冷凍麺は大手のナショナルブランドがほとんどを占めています。対してチルドラーメンは、スーパーの棚には地元の製麺会社の製品が多く並んでおり、その数は全国で2000社を超えるほど。その多くが1食入りか3食入りの価格訴求型ですが、当社では新たな付加価値を付けた2食入りがご好評をいただいています。当社は現在130以上の商品を販売していますが、冷やし中華を含めると半分以上の約70品目がラーメン商品。新価値商品として約30品をラインアップしています。

 ──新しい価値商品とは?
吉本 有名ラーメン店とのコラボ企画や、ご当地ラーメンをより忠実に商品化したものなどです。京都の「ますたに」や「無鉄砲」、東京の「九段斑鳩」といった名店の味を再現したもの、また「行列のできる店のラーメン」ブランドで尾道ラーメンや博多ラーメンなどのご当地ラーメンなどを展開しています。当社比でも通常品の1.5倍近い高額商品ですが、売れ行きは好調です。これまで高付加価値商品といえばカップ麺の独壇場でしたが、チルド麺でも十分訴求できることがわかりました。

 ──注目のトレンドは?
吉本 つけ麺がかなりの勢いで伸びています。当社は2007年に神奈川の人気ラーメン店「なんつッ亭」とのコラボ商品を発売し、業界に先駆けてつけ麺ブームを取り入れた商品を投入しました。今では各社さまざまなつけ麺商品を開発し、わずか5年ほどで温・冷合わせて80億円市場にまで急成長しています。
有名つけ麺店の監修を受けて開発した当社の主力商品、つけ麺の達人シリーズも、大幅に売上げが伸びています。現在つけ麺の達人シリーズは5品、替え玉も発売してバリエーションを充実させています。
これまでラーメンはスープで個性を出していましたが、つけ麺は麺そのものを味わうため、チルド麺の本領を存分に発揮できる商品です。

 ──新価値商品が主力に?
吉本 これまでカップ麺が表現してきた商品開発による「驚き」や「感動」を、チルド麺商品でも提案していきたい思いは強い。しかし、そう簡単ではありません。カップ麺は間食や夜食で1人で食べるという食シーンがありますが、チルドラーメンは食事の時間にお母さんが作って家族みんなで食べるという用途が大部分を占めます。そうなるとカップ麺のように新商品にすぐ反応することはなく、味や品質に厳しくこだわる傾向が強い。口コミや試食で地道に広めていくしかないのです。


日清食品チルド(株)

1983年に日清食品㈱のチルド食品事業部門としてスタート。87年「日清のラーメン屋さん」シリーズ、96年「行列のできる店のラーメン」シリーズなど、現在も続くロングセラー・ブランドを販売。2000年代に入り、名店とのコラボ商品やご当地ラーメンなど新価値商品を次々と投入。また08年にはつけ麺のトップブランドとなる「つけ麺の達人」を発売。08年に持ち株会社制への移行に伴い、事業会社として独立。(本社=東京都新宿区新宿6-28-1)


吉本 裕(よしもと・ゆたか)

吉本 裕(よしもと・ゆたか)

1952年山口県宇部市生まれ。
75年日清食品入社。マーケティング部門、営業部門、国際部門、人事部門などを経験し、2000年に営業企画部長、03年より東京広報部長、05年より日清シスコ株式会社常務取締役を歴任。08年に日清食品チルド取締役・営業本部長に就任した後、11年より現職。


商品開発スタッフコメント

プロダクトマネジャー 藤野 誠 氏
日清DNAを継承
チルドラーメンの命は麺。さまざまな味のスープに合う麺を作るために、小麦粉から徹底的にこだわっています。アメリカ、カナダ、オーストラリア、国内産の小麦粉から品質の高い粉だけを厳選し、各麺に合うようにブレンドし製麺しています。その味は、ラーメン店で食べる麺と同等あるいはそれ以上のものを提供できていると自負しています。麺の太さや形状(ちぢれ、手もみ風、ストレートなど)に合わせて食感を最適にするために、パスタに使う粉を配合したり、あるいはモッチリ感を表現できるうどん用の粉を使うなど、商品ごとに高品質な麺を提供しています。


藤野 誠(ふじの・まこと)

藤野 誠(ふじの・まこと)

1969年東京都杉並区生まれ。
92年日清食品入社。チルド食品営業部を経てマーケティング部に配属。2007年より現職、チルドラーメンの商品開発を担当。

adminコラム日清食品チルド チルドラーメン 売上げ伸び率ベスト3【2011年12月度】 つけ麺急成長80億円市場に 中華そば ますたに 2人前 京都の老舗名店ながら関東でも人気 京都の老舗ラーメン店「ますたに」の味を再現。ストレート中細麺と、鶏がらをベースに背脂と唐辛子の辛味を加えた醤油スープが特徴。 規格=362g(麺220g)(冷蔵) つけ麺の達人 濃厚魚介醤油 2人前 独自製法の魚介醤油だれで麺を味わう 小麦の香りがよく、もっちりとした食感のストレート麺。独自製法によりまろやかな濃厚感を実現した、魚介醤油だれが特徴。 規格=362g(麺260g)(冷蔵) 行列のできる店のラーメン 黄金鶏油しょうゆ 2人前 さっぱりスープに香ばしい風味が好評 小麦の風味豊かなストレート細麺と、清湯系の鶏がらスープに小豆島産醤油を加え、焦がしネギと鶏油で風味付けした、味わい深い醤油スープが特徴。 規格=306g(麺200g)(冷蔵) 名店コラボとご当地企画がヒット 家庭用チルド麺が活況を見せている。名店の味を再現したコラボ商品やご当地ラーメン商品など、新価値商品が好調なのだ。内食傾向を強めていく消費者の、家庭でも本格的な味を楽しみたいというニーズに見事にはまったかたちだ。スーパーでもチルド麺の品揃えの充実度が売上げを左右するといっても過言ではない。チルド麺企業の中でもラーメン商品を主力とする日清食品チルド㈱代表取締役社長の吉本裕氏に、商品開発の動向と市場展望を聞いた。 本物の味はチルド麺ならでは 吉本 チルドラーメンの市場規模は全体で500億円くらいで、この10年間ほぼ横ばいに推移しています。ちなみに即席麺市場はうどんや焼きそばも含めて約5200億円といったところです。ここ数年は冷凍ラーメンの技術も向上していますが、まだラーメン独特のコシや風味を出すのに高いハードルがありますね。  ──チルド市場の特徴は? 吉本 即席麺や冷凍麺は大手のナショナルブランドがほとんどを占めています。対してチルドラーメンは、スーパーの棚には地元の製麺会社の製品が多く並んでおり、その数は全国で2000社を超えるほど。その多くが1食入りか3食入りの価格訴求型ですが、当社では新たな付加価値を付けた2食入りがご好評をいただいています。当社は現在130以上の商品を販売していますが、冷やし中華を含めると半分以上の約70品目がラーメン商品。新価値商品として約30品をラインアップしています。  ──新しい価値商品とは? 吉本 有名ラーメン店とのコラボ企画や、ご当地ラーメンをより忠実に商品化したものなどです。京都の「ますたに」や「無鉄砲」、東京の「九段斑鳩」といった名店の味を再現したもの、また「行列のできる店のラーメン」ブランドで尾道ラーメンや博多ラーメンなどのご当地ラーメンなどを展開しています。当社比でも通常品の1.5倍近い高額商品ですが、売れ行きは好調です。これまで高付加価値商品といえばカップ麺の独壇場でしたが、チルド麺でも十分訴求できることがわかりました。  ──注目のトレンドは? 吉本 つけ麺がかなりの勢いで伸びています。当社は2007年に神奈川の人気ラーメン店「なんつッ亭」とのコラボ商品を発売し、業界に先駆けてつけ麺ブームを取り入れた商品を投入しました。今では各社さまざまなつけ麺商品を開発し、わずか5年ほどで温・冷合わせて80億円市場にまで急成長しています。 有名つけ麺店の監修を受けて開発した当社の主力商品、つけ麺の達人シリーズも、大幅に売上げが伸びています。現在つけ麺の達人シリーズは5品、替え玉も発売してバリエーションを充実させています。 これまでラーメンはスープで個性を出していましたが、つけ麺は麺そのものを味わうため、チルド麺の本領を存分に発揮できる商品です。  ──新価値商品が主力に? 吉本 これまでカップ麺が表現してきた商品開発による「驚き」や「感動」を、チルド麺商品でも提案していきたい思いは強い。しかし、そう簡単ではありません。カップ麺は間食や夜食で1人で食べるという食シーンがありますが、チルドラーメンは食事の時間にお母さんが作って家族みんなで食べるという用途が大部分を占めます。そうなるとカップ麺のように新商品にすぐ反応することはなく、味や品質に厳しくこだわる傾向が強い。口コミや試食で地道に広めていくしかないのです。 日清食品チルド(株) 1983年に日清食品㈱のチルド食品事業部門としてスタート。87年「日清のラーメン屋さん」シリーズ、96年「行列のできる店のラーメン」シリーズなど、現在も続くロングセラー・ブランドを販売。2000年代に入り、名店とのコラボ商品やご当地ラーメンなど新価値商品を次々と投入。また08年にはつけ麺のトップブランドとなる「つけ麺の達人」を発売。08年に持ち株会社制への移行に伴い、事業会社として独立。(本社=東京都新宿区新宿6-28-1) 吉本 裕(よしもと・ゆたか) 1952年山口県宇部市生まれ。 75年日清食品入社。マーケティング部門、営業部門、国際部門、人事部門などを経験し、2000年に営業企画部長、03年より東京広報部長、05年より日清シスコ株式会社常務取締役を歴任。08年に日清食品チルド取締役・営業本部長に就任した後、11年より現職。 商品開発スタッフコメント プロダクトマネジャー 藤野 誠 氏 日清DNAを継承 チルドラーメンの命は麺。さまざまな味のスープに合う麺を作るために、小麦粉から徹底的にこだわっています。アメリカ、カナダ、オーストラリア、国内産の小麦粉から品質の高い粉だけを厳選し、各麺に合うようにブレンドし製麺しています。その味は、ラーメン店で食べる麺と同等あるいはそれ以上のものを提供できていると自負しています。麺の太さや形状(ちぢれ、手もみ風、ストレートなど)に合わせて食感を最適にするために、パスタに使う粉を配合したり、あるいはモッチリ感を表現できるうどん用の粉を使うなど、商品ごとに高品質な麺を提供しています。 藤野 誠(ふじの・まこと) 1969年東京都杉並区生まれ。 92年日清食品入社。チルド食品営業部を経てマーケティング部に配属。2007年より現職、チルドラーメンの商品開発を担当。あたらしい視点でラーメンを伝える情報誌!